「世界の東の果てに近いところに、黄金の島がある――」
プリニウスの『博物誌』や『エリュトラ海案内記』に記された黄金の島「クリュセ」。
その伝説はさらに、紀元前のインドにまで遡る。
ギリシア語で「クリュセ」、サンスクリット語で「スヴァルナ」と呼ばれた土地、
それはいったいどこだったのか？
2005年12月公開
『千夜一夜物語』にも登場する中世アラビアの伝説上の島、アル・ワークワーク。
その地は黄金にあふれ、犬の鎖や猿の首輪にまで黄金が用いられるという。
そしてそこには、人間の頭の形、あるいは人間そのものの形をした実のなる樹があるという。
ワークワークは倭国＝日本なのか、
それともスマトラ島か、はたまたマダガスカル島か？
2006年3月公開
13世紀末、ヴェネツィア人マルコ・ポーロによってヨーロッパへと伝えられた、
カタイ（中国）の東方海上にあるという黄金の島「チパング」（ジパング）。
1492年、チパングを経由してカタイに到達できると考えたクリストーバル・コロン（コロンブス）は、
スペインの支援を得て、大西洋を西へと向かった。
彼の到達した土地――「アメリカ」――の豊かな富は、
チパング伝説とも組み合わせられ、様々な幻想を生み出してゆく……。
2006年2010年10月公開6月10月頃公開予定